家庭教師の指導方法(一般)
最も近いテストで良い点をとって成功体験を
特に現在成績が良くない生徒さんは多くの場合勉強にやる気を失っています。
もしくは、やる気はあるかもしれませんが、自信を失っています。
そういう生徒さんをやる気にさせる特効薬は何よりも「成功体験」です。
「この家庭教師の先生と一緒に頑張れば成績は上がる」そう信じられるようにならなければ、生徒さんは本気で勉強してはくれません。
そこで、指導し始めてから最初のテストで一科目だけでも良いから良い点数をとらせてあげることが重要です。
成績がそこまで良くない生徒を教えるときは、指導し始めてから最初のテストで一科目だけ集中的に勉強させて小さな「成功体験」をさせてあげることも一つの方法です。
他の科目は少し下がってしまうかもしれませんが、「勉強すればあがる!」という気持にさせてあげるためにはこの方法は有効だと思います。
ただし、あらかじめ趣旨を親御さんに説明して了解をもらっておくことも忘れないようにしてください。
他の科目が下がってしまったことを心配に思われるかもしれませんので。
ではでは今回はこのあたりで。
学習計画表を作る
「家庭教師はマンツーマンで教えているのだから、説明が上手ければ生徒の成績は簡単に上がるはず。」
この考え方は危険です。いかに腕の良い家庭教師だとしても、指導時間しか生徒が勉強してくれなければ劇的に成績をあげることは難しいと私は考えます。
家庭教師の指導というのは多くても週に三回程度です。通常は週に二回、もしくは一回。
そして、一度の指導時間は2時間もしくは1時間半程度、という場合が多いです。
はっきり言って指導時間のみの勉強では生徒さんの成績を劇的に上げることは難しいといえます。
したがって、「いかに指導時間以外の時間に勉強してもらうか」が家庭教師の腕の見せ所なのです。
自分が中学生や高校生だった頃を思い出してみて欲しいのですが、多くの人は勉強が好きではなかったはずです。生徒さんも勿論多くの場合、勉強が好きではありません。
それでも勉強してもらうには、具体的に計画を目に見える形で示すことが大事です。
「次の授業までにとりあえずここまでやってきて」と口頭で示すだけでは、生徒は次の指導時間の直前に急いで課題をやってしまい、学習の習慣がつきません。
そこで、私はごくごく簡単なものですが学習計画表を作って、指導時間内に次の授業までにやってきて欲しいことを書くようにしています。
それだけのこと?と思われるかもしれませんが、学習計画表があるだけでそれに従ってやってみようとする生徒が多いのです。是非試してみてください。
参考にごく簡単なものですが、僕が使っている学習計画表をエクセルのファイルで載せておきましたのでご自由にお使いください。
初回指導時に気をつけること
初回指導はそれ以降の指導を基礎づける上で非常に重要です。
以下初回指導時に気をつけなければならないことを列挙します。
①生徒の性格を大雑把に掴む。
生徒が10人いれば、10通りの性格があります。この性格を掴むことは非常に難しいのですが、同時に非常に重要です。生徒に信頼される先生になるためにも、初回指導日に受けた生徒の印象を後で書き留めておくと良いと思います。
②生徒の状況(勉強の)を掴む。
面接時にもある程度生徒の状況は聞かされていると思いますが、本人から成績を見せてもらう等して、正確な状況を掴んでください。
どの科目が苦手なのか、どういった問題ができていないのか。この分析は必ず次のテスト時に生きるものですので行ってください。その場でメモをとると良いと思います。
③生徒の状況(私生活)を掴む。
生徒がどの部活に所属しているかということや、どのようなことに興味があるのか(ゲーム・漫画・スポーツ等)を休憩時間の会話からある程度掴んでください。
勉強には関係ないと思われるかもしれませんが、生徒にとって「話せる先生」でいることはとても大事なことです。どんなに有能な家庭教師であったとしても、人間的に親しみにくい先生のいうことは生徒は聞いてくれません。
雑談をし過ぎるのは良くありませんが、特に初回指導日は生徒が話し易い話題を探してこちらから話してあげることで緊張をほぐしてあげましょう。
④携帯番号、アドレスを聞く。
もし生徒さんが携帯電話を持っていたら、出来る限り番号とアドレスを聞きましょう。
生徒さんが勉強で困ったときに連絡をとることも可能ですし、メールで状況をこちらから聞くことも可能になります。また、教師側が急な用事等で指導に行けなくなった場合に親御さんだけでなく、生徒さんに連絡が可能になります。
このように利点が多いので、生徒さんが携帯電話を持っていた場合は是非連絡先を聞いておきましょう。
少し長くなりましたが、以上が初回指導日に気をつけることです。
では今回はこの辺で。
指導時に必要な物①
指導時に必要だと僕が思うものを列挙します。
①筆記用具
これは絶対に必要です。自分のものをきちんと持っていきましょう。
②電子辞書
電子辞書を持っている場合は是非持っていきましょう。その場で調べて見せてあげることができ、生徒さんも納得できます。
③ホワイトボード
100均で売っているA4サイズのもので構わないので、ホワイトボードを持っていくと便利です。
生徒さんに解説をする際に紙に書くよりも見やすく、理解してもらいやすいです。
④ノート、もしくはルーズリーフ
できればご家庭に1冊、説明を書き残しておける用のノートを用意してもらいましょう。
あとで生徒がそれを見て復習できるように、見やすく書いておいてあげましょう。
生徒が問題を解いている時間等に書いておいてあげると良いでしょう。
以上が一般的に必要と僕が考えるものです。どれも簡単に持っていけるものだと思うので是非用意して指導に臨んでみてください。
また、さらに効率的な指導のために必要と考えるものについては後述します。
面接時に気をつけること
家庭教師を始める上で最初に行われること。それは依頼者様との面接です。
業者から紹介される場合には面接が無い場合もありますが、個人契約では必ず乗り越えなくてはならない最初の壁です。
経験上多くの場合、インターネットの紹介サイトから依頼の依頼者の場合、面接の前にほぼ採用が決まっていることが多いので、そこまで緊張する必要はありません。
しかし、面接時の印象が良くなければその後の指導にも影響が出ると思われますし、最低限守らなければならないルールがあります。
まず、面接の前の電話。ここでは①きちんと礼儀正しく名前と自分の身分を名乗ること。
そして、②面接の日時を決め、できれば相手方の携帯番号を聞いておくこと。
最後に③ご家庭の住所を聞き、道が分かりそうになければ分かるまで尋ねること。
この三点が重要です。車で伺う場合はスペースがあるかもあらかじめ尋ねておくべきでしょう。
次に面接時に気をつけることです。
まず、①ある程度きちんとした服装をして、約束の時間を守ること。
当然のことですが、重要です。道に迷うなどして時間に遅れそうな場合は必ず連絡するようにしてください。
②身分証明書を提示し、できれば履歴書を用意しておいて身元を確認していただくこと。
履歴書は絶対に必要というわけではありませんが、自分を知っていただくためにも、是非用意してください。
③指導の曜日、時間、科目、テキストは何を使うのかなどを話し合い、初回指導日を決める。
面接時に採用が決まっているようでしたら、この項目も決めておくべきでしょう。
④時給、交通費、支払方法について決める。
金銭関係は最初にしっかりと決めておいてください。トラブルの元になります。
面接時に気をつけることは以上ですが、できれば親御さんがどのような指導を要求されているのかをこの時点で大雑把でよいので把握しておいてください。定期テストの点を上げて欲しいのか、受験対策をして欲しいのか、その両方なのか、という程度で良いので。
では、そんなに緊張せずに面接に望んでください!